袋搾り斗瓶貯蔵って何?
2008年 07月 01日
先日ご紹介した袋搾り斗瓶貯蔵のお酒の補足説明です。
『長良川 限定大吟醸 袋搾り斗瓶貯蔵』
2,000円(500ml)
まずは『袋搾り』から
通常、発酵が終了したもろみを搾るのは槽(ふね)と呼ばれる圧搾機で圧力をかけて搾りますが、機械では一度に搾る量も多く、短時間で限界ぎりぎりまで搾りきります。それに比べ袋吊りで圧力をかけないで滴り落ちるお酒だけを集めたのが『しずく酒』です。そのため機械搾りの3割程度しか採取できません。
もろみの粒子を押しつぶさず、ほとんど雑味の無い、大変きめの細かいきれいなお酒が集められます。
しずく酒は他に「袋吊り」、「斗瓶囲い(とびんがこい)」などとも呼ばれ、新酒が出来た時だけに楽しめるお酒です。
次に『斗瓶』について
斗瓶は一升瓶が10本分入る容量、18リットルのガラス容器で、特別なお酒を仕込んだ後、貯蔵用に使われます。斗瓶での貯蔵は温度管理がしやすく、新酒の状態が保ちやすい利点があります。
美味しいお酒には、やはり手間がかかります。でも造り手さんにとっては『手間』なんて思わないんでしょうね。きっと愛情なんだと思います。
試飲レポートは後日。
【ワインも農産物だぎゃあ】
『長良川 限定大吟醸 袋搾り斗瓶貯蔵』
2,000円(500ml)
by yukio0810ssr
| 2008-07-01 10:38
| 日本酒